国内のプロ野球では65年にわたって12球団で行われてきましたが、野球のすそ野を広げることを目的に今シーズンから2軍に新たに2球団が参加し
▽ウエスタン・リーグに「くふうハヤテベンチャーズ静岡」が
▽イースタン・リーグに「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」が加わってリーグ戦が行われます。
このうちウエスタン・リーグは15日開幕し、くふうハヤテは静岡市の本拠地でオリックスと対戦しました。
くふうハヤテは、先発の早川太貴投手が2回に連続タイムリーを浴び2点を先制され、4回にもスリーランホームランなどで一挙5点を奪われ、大きく突き放されました。
打線は、オリックス先発の宮城大弥投手に対し5回までに7つの三振を奪われヒット2本に抑えられましたが、6回に2人目の東晃平投手から代打の富山太樹選手がタイムリーツーベースを打ち、チーム初得点で1点を返しました。
しかし中盤までの失点が響いて1対9で敗れ、くふうハヤテは、記念すべき開幕戦を勝利で飾れませんでした。
くふうハヤテの赤堀元之監督はと話していました。
イースタン・リーグは16日開幕し、オイシックスは敵地で行われる開幕戦でヤクルトと対戦します。
竹内奎人“医師の国家試験に合格”
くふうハヤテのピッチャーで国立大学の医学部から入団した異色の経歴を持ち15日の開幕戦に登板した竹内奎人投手が、試合後、医師の国家試験に合格したことを明らかにしました。
24歳の竹内投手は、地元の静岡高校を卒業後、群馬大学医学部に進み、準硬式野球部でプレーしたあとくふうハヤテに入団しました。
15日が医師国家試験の合格発表の日でくふうハヤテの開幕戦と重なり、発表時間の午後2時には、ちょうど2人目としてマウンドに上がっていました。
竹内投手は3イニング投げてマウンドから降りたあと、両親からの連絡で合格したことを知り、自分でもインターネットで確認したということです。
球団によりますと、だということです。
試合後、竹内投手はと話し、医師とプロ野球選手の“二刀流”は封印し、野球1本で挑戦していく考えを示しました。